小田原のチャーリーママさんのところまで、「お散歩トレーニング」に行ってきたよ~!!
ぽむとクウカイを車に乗っけてはるばる東京横断して、行ってきました小田原城下!
で、小田原城の写真を撮り忘れて帰ってきた亮子です。カマボコは買って帰ってきたのに(爆)
ぽむを保護してから、言葉にならないぐらいお世話になったチャーリーママさん。
どうしてもお顔を見てお礼を言いたかったのと、実際のぽむを見てもらって、「うん、いい子になったね!」ってプロの太鼓判を押してもらえたら嬉しいな、と思ったのです。
ぽむのことをブログで応援してくださっている、お散歩トレーニングに参加している方たち&ワンコたちにも会える! と楽しみにして行ってきました!
お散歩トレーニングに参加しているのは、ビビリちゃんだったり、興奮が激しい子だったり、ワンコが苦手な子だったり…飼い主さんがなんらかの悩みを持っている子たちばかり。「お散歩」というワンコの生活になくてはならない&当たり前のことが、実は大変なの、という子は少なくないんですね。
ぽむは、基本、度胸はいい子なんですが、ときどき他の子やバイクに突発的に吠えかかったりします。そういうときの対処法を、実地に見て、学びたかったというのも大きな理由のひとつでした。
ぽむに会うのは初めての子ばかり。いきなり吠えかかったりしないか、ドキドキしながら行ったのですが、拍子抜けするぐらい、ぽむはみんなと最初から仲良くできたんです。
びっくりしたのですが…これはね、このお散歩トレーニングの場に流れている、何とも言えないリラックス下、あったかな雰囲気の影響大! だと思いました。
チャーリーママさん、ご参加のみなさん、本当にありがとうございました。楽しかったよ~~!!
でね、ぽむは「家庭犬としてまったく問題なし! 先住犬がいても充分うまくやっていける」というでっかい太鼓判を、チャーリーママさんにいただくことができました。
ぽむ、もう、どこのお家でも幸せにやっていけるね!!
参加のお友達紹介を兼ねながら、私が参加して感じたことをお話ししてみたいと思います。
ワンコのお名前に、ブログがある方はリンクを張らせていただいてます♪
茶々丸君、ちわわんのパピーです。ママさんはワンコ初心者さんということで、ワンコのお勉強に来ていらっしゃいました。この後ろにたおしたお耳、喜びがいっぱいです!体は小さいけれど物怖じしないし、のびのびハッピーな感じです。すごくいい社会化期を過ごしているんだなぁって感じがします。
ラムちゃんは、とっても繊細な子。苦手なワンコがいると、パニック的に激しく吠えかかってしまいます。が、この写真を見るとわかるとおり、とっても笑顔の素敵な子で、おやつをあげると、短い尻尾をぴっこぴっこ振って喜んでくれます。
おおっと! クウカイのような、日本犬系の子が苦手なようでした。柴犬の市ちゃんも、吠えられてたね! 日本犬系の子は、張った胸と立ち耳巻き尾が、「喧嘩売ってる?」に見えるんですってね。要するに、犬的には「コワモテ」ということなのでしょう。
でも、クウカイはこういうのはぜんっぜん平気です。怒ることもありませんので、ラムちゃんはあとでそぉ~っとクウカイの側へよって、においをかいでみたりしていました。チャーリーママさんが観察したところでは、クウカイも、パニックを起こすラムちゃんが気になって仕方ないらしく、吠えられるとわかっていてわざとラムちゃんのほうへ行ってみようとしていたんだそうです。(二頭引きなので、注意散漫な亮子でした。ラムちゃんのママさん、ごめんなさいね!)
ラムちゃんは、ぽむとは大丈夫みたいでした。最初のご挨拶は、さすがに緊張気味。ラムちゃんのお口は、みゅ~っと後ろにひっぱられて「怖いな…」って言ってるし、目も完全にそらすことができなくて、ぽむを見ちゃってますね。
こういう場面で、たとえば無理矢理「ダメダメ~」なんて引き離すと、ワンコ同士は納得できてないので、怖い思いだけが残ったりしちゃう、ということです。お散歩トレーニングは、「飼い主さん同士が、他の子も育てる」という思いで接する場所。だから、ワンコたちのシグナルをじっくり見つつ、いつでも介入できるようにしつつ、犬たちの行動を否定せずに過ごします。
アスパシアちゃんは、やっぱりとっても臆病さんだったそうですが、そんな風にはみえませんでした。なんというか、怖い、苦手、という感情が出なくてすむ距離を、自分でみつける力がついたんじゃないかなぁ~と想像します。すごくマイペースに歩いている感じなんですが、間違いなく、たくさんのワンコと人と歩く時間を楽しんでいるんですよね。ぽむがアスパシアちゃんを気に入っちゃって、オシリをおっかけまわしてて…^^;;; 美人さんだから…ごめんね♪
こはるちゃんはシーズーの女の子。あまりたくさんお話しできなかったのですが、彼女からもアスパシアちゃんと同じく、自分のペースをみつけて楽しんでいる雰囲気を受けました。大きな目が、思慮深そうな感じがして、物静かな子でした! おやつも喜んでくれたし♪
お名前わかりました! ボーダーコリーのバディ君です。不思議な毛色のすんなりした体型のこの子、完全に尻尾が入ってしまってます。パパママさん曰く、すごく恐がりで、社会化がうまくいかなかった子なのだそうです。おやつもほとんど、外では口にできませんし、パーソナルスペース(他者に入ってきて欲しくない範囲)が広いので、誰ともからむことはできません。最初にチャーリーママさんから注意がありましたので、参加者はみんな、この子と目を合わせないように、注視したり側に寄ったりしないように気をつけています。
でもね、私、この子からも、この子なりに場の雰囲気を楽しんでいる感じを受けました。大好きなパパとママが一緒なので、固まってしまったり、他の子に突進したりすることはありません。尻尾は入ったままだけれど、不思議そうな顔で少し離れたところから参加者を見ているんです。パパとママは、とっても他の子たちをかわいがってくださって、クウカイなんか、山のようにおやつもらっていました(汗) パパとママがその場を楽しんでいるのを、この子も感じているんですよね。で、誰もこの子を脅かしに来ないので、安心もしてられる、という感じなのだと思います。
はなちゃん(左)は黒ラブの女の子。まだまだパピーちゃんです。アップの写真が撮れていなくって、ごめんなさい~! この子も、ものすごくいい子に見えるんですが、興奮しちゃうと暴れちゃったり、転移性の咬みが出たりするとのことで、ママの手は傷だらけ。でも、親しい子がいて、誰も叱ったりしないこの場では、おだやかでおちゃめで、いかにもラブらしい甘えっぷりで、ほんとにリラックスしているようでした。はなちゃんのママとお話ししたのは、たとえ暴れていてもちょっとおさまった瞬間に「いい子だねぇ~」としみじみ声をかけると、「反射的にいい子になる」というチャーリーママさんのアドバイスのこと。これ、ホントなんです。はなちゃんもそうだったし、ぽむにも効果絶大でした。
カイ君もまだパピーちゃん。実は、クウカイが攻撃しちゃわないか、唯一心配だった子なんです。というのも、丁度1歳前後の若いオスに対して、クウカイが「教育的指導っ!(ギャウッ!)」をやることがあります。ガツンとつっかかってくる子とか、マウンティングをしようとする子には、特にキツイ一撃を繰り出す(といっても本気咬みはしないですが)をやることがあります。それが出たら、カイ君、トラウマになっちゃうかも…杞憂におわりました♪ほっ だってカイ君、礼儀正しいいい子だったんですもの~~♪
市ちゃんは、おきゃんという言葉がぴったりの柴犬の女の子。姿はクウカイときょうだいのように似ています。むむ? 空海とお市さんで、時代を超えて歴史系仲間?(笑)
市ちゃんのママさんのブログを読んで、私はこのお散歩トレーニングの大きな意義を思いました。市ちゃんみたいに、元気が良すぎて誤解を受ける子、そのママパパは、ほんとに「肩身の狭い」思いをすることがあります。お散歩で気まずいことほど、がっかりするというか、しょんぼりすることってありませんよね。ここでは、「だいじょうぶよ~」ってその場の誰もが笑顔でいてくれる。「私は市よっ(ワン!)」を、犬同士の信頼関係の中で、消化させることができる。もしうまく犬同士でからめなかったら、叱ることなく、飼い主さん同士が上手に介入して、自分の犬も相手の犬も、心穏やかでいられるようにする。
そういう場だから、ワンコものびやかに成長できるし、飼い主さんも我が子をまるごと受け入れる心の余裕ができるんだ! ってすごく感じました。
マロ君
は、赤い毛色がとっても鮮やかな、ポメラニアンらしいポメラニアン。久しぶりの参加とのことで、「なかなか打ち解けられないかもしれませんが、積極的におやつをやってください」とママさん。最初はほんとに、みんなと距離を取る感じがあったのですが、ゆっくり時間をかけて自信を取り戻している感じを受けました。すこ~しずつ、距離が縮まっていくんです。それで、おやつも最初は持参のものしか食べられなかったのですが、最後には私の持って行ったおやつもぱくぱく食べてくれました。そして、成功!
ぽむとのツーショット! です。おやつに夢中ですが、初対面のぽむとこんなに側で過ごすことができてる。これが、チャーリーママさんの推奨する「無理せずに自信をつける」過程だと思います。お散歩トレーニングは2時間ですから、2時間かけて、その場でリラックスできるようにする。普段のお散歩で、「ああ、怖がっちゃった、すみません」ってソソクサしちゃうと、こういうことって、できにくいですよね。
マロくんのパパさん、ママさんは、同じポメということで、ぽむのことをとってもかわいがってくださって、ママさんはぽむをやさしく抱っこしてくださいました。
ぽむも、知らない人に抱っこしてもらえる子になったなぁ…
2時間経ち、小田原城公園に夕暮れが迫ってきたとき、私がハッと気づき、そして本当に温かい気持ちになったことがあります。それは、「この2時間、誰も犬を叱らなかった、犬を叱る声が全く聞こえなかった」ということの何とも言えない心地よさ、でした。
普通、犬が何頭もいて飼い主さんがいっぱい集まってると、だれかしら「こらっ!」って言ってたり、「ダメ~!」「やめなさ~い!」という金切り声が聞こえるものですよね((笑))私だってそう。クウカイをキッツイ声で叱ってたりします。慣れっこになっちゃってるんだけど、あれって意外に、飼い主にとってストレス(ということは、犬にとっては間違いなくストレス)になっちゃってるんだろうなぁ~~。
もちろん、まったくの制止なしではないし、「あ、だめだよ」「やめようね」という穏やかな声はしているんです。でも、誰も、犬の行動や考えていることを否定しないようにしている。それに誰も、飼い主さんを責めたり、白い目でみたりしない。たとえ、犬同士で小競り合いがあっても、「ごめんなさい」「大丈夫よ」が、温かい言葉と雰囲気で交わされる。
集まっているのは、「問題児たち」のはずなのに、ひときわ穏やか。なので、トレーニングでない、普通のお散歩の人たちが、自然に寄ってくるんです。犬たちも、ギャウッ! があってもその後すぐリラックスした表情に戻るし、決して逃げだそうとしたりしない。
ああ、こういう場って本当に貴重だと思いました。
クウカイもぽむも、シャイさという点ではほぼ問題のない子ですが、こうして遠出してきて、みなさんのあったかい思いにふれて、山のようにおやつをいただいて(トレーニングに参加したつもりは彼らにはなくって、きっとおやつバイキングの会だと信じていたに違いない…爆)充実した小旅行を体験することができました。
このあったかい思いを胸に、ぽむにはぜひ、新しい世界で幸せをみつけてもらいたいな、と思います。何も心配なく、安心して、送り出してやれる。そんな自信を深めた1日でした。
総走行距離250キロ、私の鬼門、ジェット首都高スター(首都高って非人間的に曲がりくねっててしかもみんな飛ばしてくるし…無いと知りつつ、いつも「ワープできる道」を捜しちゃうのよねぇ…)も苦にならないぐらい、帰り道、私はリラックスしていました。
犬たちも、帰りの車の中ではおなかもいっぱい、気持ちよさそうに眠って帰ってきたんです。
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