真っ白ゴージャスで素敵なポメラニアンぽむ君は、遺棄犬でした。彼が教えてくれた犬との暮らしの大切なこと&幸せをつかむまで、そして幸せなお家にいってからの記録です

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ぽむの遺棄が決定した経緯

pomu
ぽむの遺棄がほぼ決定的になったのは、保護からまる4日後と極端に早かった。
普通は、こんな風に短時間で遺棄ときめつけるようなことは、まずしない。
最低でも、2週間から1ヶ月は、元の飼い主さがしを地道に続けるし、また警察に「拾得物」届け出を行って、警察のネット上の情報システムに登録してもらうようにしている。

犬を迷子にした飼い主さんは、たいていが姿が見えなくなったらすぐ、警察か保健所に電話してくれるのだが、そうではない方がかなり大勢いる。
「ああ、脱走はいつものことなのよ、そのうちすぐ帰ってくるわ」
というとんでもない人たちだ。

ちなみに犬は、子犬の頃から放し飼いにでもしていれば別だが、そうでなければ帰巣本能などまずあてにならない。迷子になると、不安になったまま、どんどん、どんどん、まっすぐ歩いていく習性があるといわれている。大通りなどで、迷子の犬がとことこと歩いている姿をみかけたことがないだろうか。かなり遠くから歩いてきてしまっていることも、珍しくはない。

それがたとえ、小型犬でも、30分あれば、1キロ程度は簡単に移動してしまう。
1年間のボランティア活動の中で、十数頭の犬を保護したが、1キロ以上移動していた犬も珍しくはなかったし、1キロ移動されたら、「そのへんを歩いて捜す」のは、ほぼ無理なんだということをぜひ知っておいていただきたい。

・・・・・・・

余談が長くなったけれど、ぽむが、そういう迷子犬ではないと、なぜ考えたか…。

保護の翌日には、一度動物病院で診察してもらっている。
その際に、心臓病の可能性(心雑音)を指摘され、被毛の手入れもされていないことがわかった。おしりは、やはりウンチで固まっている状態だったので、カラーをつけてざっとオシリだけ毛刈りをしてもらってきていた。それ以上は、飼い主が捜していることを考えると、所有権の関係上、やってはいけないこと。獣医師も「治療の範疇なので、大丈夫ですよ」という意見だった。

ところが、保護のストレスが高じたのだろう、4日目の朝、ぽむは様子がおかしくなった。
食欲はかなり旺盛な子で、それまでは、怒りながら、唸りながらご飯をたべていたのに、その朝は口をつけようとしない。もともと荒い呼吸がもっと荒くなり、うつぶせに(フセの姿勢で)じっとしている時間が長い。呼吸困難になっているように見えた。

心臓病があって、呼吸困難があれば、肺に水がたまっている(胸水)を疑ってやらなければならない。
すぐさま病院へ、と思ったが、私はあいにくその日、日帰りの出張が入っている。
一計を案じて、ボランティアの友人であるラプルママに無理をお願いし、病院へ連れて行ってもらった…(そのへんはまた、別の記事に)

まる1日入院させ、わかったこと。
心臓病(僧帽弁閉鎖不全)のほかに、外耳炎があり、肛門腺は破裂寸前、歯石に覆われた歯と歯茎は炎症を起こしていて、ほっとくと上顎に穴があいてしまう可能性あり、未避妊なので肛門のあたりが飛び出す会陰ヘルニアがあり、ということは、前立腺も肥大しているだろう…。
おまけに全身毛玉だらけ。目も涙腺の炎症が起こっていて、詰まっていてひどい涙やけはそのせい。

つまりは、全身あっちもこっちも、「手入れをされていない」ために、めちゃくちゃな状態だったのである。

この時点で、もちろん警察にも保健所にも連絡なし。
普通、病気だとかわかっている犬を、まる4日も放っておけるわけがないだろう、ということになった。
そのうえ、処置をするのに手こずるほどの咬みが、このときも出ていた。
獣医師も、この状態で、健全に飼育されているとはとても言い難く、遺棄された子の特長的な様子という考えだった。

さらに、これはあとでわかったことも含めるのだが…
足の肉球は、猫の肉球のようにぷよぷよと柔らかく、外を散歩させた形跡がなかった。
トイレシーツの上で排泄はできるが、汚れたシーツの上に平気で横になり(だから体がとても臭い!)、さらにモノをその上で食べてしまう! 
また、ぐるぐるぐるぐる、無意味に回る「常同行動」がひどい。(常同行動もまた別に記事を書きます)
これらのことから、この子は、狭いケージの中などに、閉じ込められていた可能性があった。


ともあれ、心臓の治療その他、すぐにも始めなければこの子の健康状態はどんどん悪くなってしまう。

そこで、保健所に連絡を取り、保護している子の状況を詳しく話し、入院のまま公示の手続きが取れないかを相談してみた。

狂犬病予防法の公示期間は、2日間(準備日を含め3日ぐらい)である。自治体によってもちがうけれども、保健所・愛護センターで保護する期間は、法律で定められた2日間プラスアルファで、1週間前後ということが多い。公示期間がすぎると、自動的に元の飼い主の所有権は解除されてしまう。
(これも、いろいろ問題は多いことなんだけれども…)

逆に、公示してもらえれば、公的に、そして早期に所有権は解除でき、治療を行うことができる。
病気の犬をほうっておいて平気な飼い主は、積極的な遺棄ではなくとも、ネグレクトは否めない。
万が一、飼い主があとから現れたとしても、公的な手続きを踏んでいればトラブルにはなりづらいはずだ。それよりは、この子の治療を優先してやりたい。

保健所の担当者と相談の上、公示をお願いできることになった。
1週間後、ぽむは、保健所から譲渡という形で、「私の犬」ということになった。
これで、思う存分この子の健康を取り戻す治療をしてやることができる…。

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